
このような悩みを解決します。
本記事の信憑性
認定理学療法士。医歯薬模試全国1位、三輪模試全国4位。国家試験にも262点で合格しました。
理学療法士国家試験の勉強は、覚えることが多く範囲もかなり広いので、どう勉強すればいいかわからない方も多いと思います。

なのでとりあえず、
- 過去問を解く
- 参考書を読み込
- ノートに要点をまとめる
という方も多いと思います。
「これで試験に間に合うのかな…」
「合格できなかったらどうしよう…」
と悩んでいる方もいると思います。
効率よく合格するためには、不合格になる人の特徴や勉強法を真似しないこと、合格する人のやり方を真似することが重要です。
本記事では落ちる人の特徴とその対処法、効率が良いおすすめの勉強方法をまとめています。
ではご紹介していきます。
国家試験に落ちる人の特徴
国家試験の勉強方法は様々で、落ちる人の真似を結構しがちです。

特に試験前は不安で、「皆こんな勉強法をしてるんだ」「このやり方は間違ってるのかな」「このやり方じゃ間に合わない」と色々考えてしまいます。
そういった時は、間違えたやり方に移ってしまいます。
合格する人の勉強法を真似したり、自分なりの勉強方法を身につけることも重要ですが、落ちる人の特徴を知ることで効率よく勉強ができます。
それを真似しなければいいですからね。
不合格になる特徴を知ることで、間違えた勉強や周りに惑わされず、正しく効率的に勉強することができます。
落ちる人の特徴
- 選択肢や文を理解しておらず、覚えているだけ
- 過去問を解いて終了
- 暗記・理解の不足
一つずつ説明していきますね。
選択肢や文を理解しておらず、覚えているだけ
結論から言うと、これが一番不合格になる理由で、勘違いしがちなので一番危険な状態です。
国家試験の勉強をする時、学校では過去問をたくさん解かされると思います。
試験に慣れる、知識をつけるためには過去問をたくさん解くことはもちろん重要です。
しかし、いっぱい解くことで過去問や選択肢を覚えるだけで、選択肢の内容をしっかり理解できていない人が多いです。
そういう人は、選択肢を覚えているので、最初は点数が伸びても後から全く伸びません。
いざ国家試験となると、選択肢を覚えているだけなので、間違えた選択肢を正しいのでは?と感じ、間違いを選びやすくもなります。
結果、国家試験で少しひねられた問題を出されたときに、全く対応できません。

過去問は解けるので実際の点数には現れにくく、自分は周囲と同じくらい点数が取れていると勘違いしやすいので本当に危ないです。
実際の試験は過去問を捻って出題されますし、毎年出題傾向が変わるので、いざ試験というと時に全く対応できません。
試験で毎回同じ問題を出すわけがないですからね。
国家試験では緊張感や焦りがあるので、「これは正しいのか」と疑心暗鬼から深読みして、正しい選択肢を変えたりもしがちです。
参考
私の学校では、過去問全てをひたすら解いて過去問では200点近くだった人が、試験では緊張感や深読みしすぎて不合格でした。
絶対に選択肢を覚えるのではなく、なぜそうなるのか内容を理解するようにしましょう。
対処法
選択肢のどの文が間違えているのか、なぜ正しいのか、どうだったら正解なのかを理解することが重要です。
多いやり方としては、
- 過去問を解く
- 答え合わせ
- 解説を読む
という流れの人が多いと思います。
この流れでは、周りと同じことをしているだけなので、周りに追いつけたり、差もつけられません。
さらに効率よく理解するために、解説+参考書で確認するようにしましょう。
解説を読んだ後、わからなかった選択肢が記載されている内容と、その周囲の要点を参考書で確認しましょう。
2つで確認することで、知識を忘れにくくなるだけでなく、出題された問題の周囲をまとめて理解することができます。

過去問を解いて終了
目標や合格点数に達したり、過去問や模試が終わって疲れたり満足したからと、点数の確認をして終了という人も多いと思います。
そういう人も、何が間違いか正解かを詳しく理解できていないので、次の試験で同じ問題が出ても間違うことが多いです。
同じ問題で何回も間違う人がいますが、試験後の確認や理解の不足が原因です。

こういった人は、国家試験でうまく対応できず落ちている人が多かったです。
試験では正しい選択肢を5つの中から1つ、自信を持って見つけるには、他の選択肢が間違えている理由を理解する必要があります。
間違えた4つの選択肢で悩まないために、なぜ間違えているのかを理解することが重要です。
マークシートは消去法なので、間違えた選択肢を消せる問題が多ければ多いほど、正答率が高くなります。
一回解いた問題はもう間違わないために、しっかりと理解するようにしましょう。
対処法
点数と答えを確認して終了ではなく、問題文や選択肢のわからないところを勉強しましょう。
おすすめ
- 問題を解く時から文のどこが、なぜ間違えているかを考える
- 間違えている文に下線を引く
- 可能なら右に正答を書く
- 実際に試験後、確認する
このような流れで過去問を解くことがおすすめです。
理由としては、過去問を解いてその後に一度の確認だけでは、覚えたと思っていても暗記しづらいからです。
このやり方で解くと少し時間はかかりますが、一度解くだけでさらに理解を深めて記憶として残りやすくなりますよ。
試験後に正しかったを確認して、間違えていれば解説を確認し、参考書でその周囲を読み込んで理解していきましょう。

一度解くだけで効率がかなり違います、周りとの差をつけましょう。
暗記、理解の不足
これに関しては、説明した2つのまとめのようになります。
どうしても国家試験では、暗記していないと解けない内容が多いです。
過去問を覚えてしまっていると、本当はどこを暗記できていてどこを覚えきれていないのかがわかりづらいです。
過去問では解けても、実際に違う問題を解いてみると、本当は覚えきれていなかった…ということがよくあります。
暗記系は、ただ覚えても試験までに忘れがちです。
過去問を解いて、間違えたりわからない選択肢が新しく出てきたら、その都度そこを確認して覚えるようにしましょう。
人間は繰り返し5回以上確認すると、記憶が固定されやすいという報告があります。
問題を解いて確認、わからない場合は読み込むという流れをひたすらやっているとしっかり記憶に残ります。
対処法
自分が苦手なところ、覚えているところを理解することで、試験直前に再確認するときの効率をアップできます。
過去問を解いた後に「これは覚えきれていない、これは毎回間違えてるな」と感じるところがあると思います。
そういった項目は、自身の苦手分野になります。
参考書や解説をコピーしてノートに貼り付けておいたり、書き込んでまとめたりしておいて、直前に再確認しましょう。
直前の時間がないときに、苦手なところをその都度探して確認するのは非効率的です。
効率を上げて色々な問題を確認するためにも、要点や弱点は自分でまとめておきましょう。

おすすめの勉強方法
過去問や模試を解いているときに、自信のある問題には○、迷う問題や選択肢がある場合は△、わからない場合は×をつけます。
後々確認するときに、○の問題は理解できているということなので、解説を確認する程度で深く勉強する必要はありません。
時間がもったいないですからね。
○をつけて間違えた場合は要注意です。間違えて覚えているので、確認し直しましょう。
△と×をつけている項目は、解説だけでなく、参考書でもしっかり勉強しましょう。
模試や過去問の勉強方法はこのやり方がオススメですが、クエスチョンバンクを利用した勉強が最もオススメです。
私は一番人気のクエスチョンバンクをメインに要点を把握して、参考書で知識を増やしていきました。
合格のボーダーラインと言われる200点以上を最短で突破するための方法もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
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最後に
理学療法士国家試験を受験する際の不合格になりやすい人の特徴、その対処法、おすすめの勉強法をまとめました。
国家試験は一度で合格するのと、不合格になるのでは天と地ほどの差があります。
一年後の受験となると、モチベーションを保つだけでなく金銭面や同期や周囲からの目線も違います。
そうならないために一度の受験で合格するためにも、不合格にならないような効率の良い勉強方法に取り組みましょう。
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