

目薬や生理食塩水で毎日のケアや、病院に通って治療して貰っても、どれも一時的でした。
しかし、フードを色々試してみると反応もそれぞれ違って、体に合うフードでは涙がほとんど出なくなりました。
今回は、愛犬の涙焼けが改善したフードとケアの流れをご紹介します。
涙やけで困っているワンちゃんのための、一例として役に立てれば嬉しいです。
目次
愛犬の涙焼けの原因と治療(初回)
ブリーダーさんより譲渡いただいた初日がこんな感じです。
結構涙焼けがひどかったです。
譲渡時にブリーダーさんは「一時的なもの」だと言うことでしたが、その後も治らなかったので初回の病院で検査してもらうことに。
すると獣医師の先生から、詳しくは大きくならないと検査出来ないが、これらが原因だろうと言われました。
- 鼻涙管の閉塞
- まだ体が小さく鼻涙管が狭い
- 老廃物が溜まっている
- 消化不良
- 食物アレルギー
- 涙の量が多い
これらの何かが考えられるとのことでした。
ちなみに鼻涙管とは本来涙が通る管のことで、ここが塞がってしまうと涙が体外へ排泄されず溢れ出て、涙焼けの原因になります。
溢れ出た涙が酸化することで赤茶色に変色してしまいます。
現時点では体が小さすぎるため、正確な原因はわかりませんでしたが、鼻涙管の検査では涙が通過していないという結果。

鼻涙管の狭窄が遺伝的なものなら、手術も可能とのこと。
しかし、それは可哀想なので、手術はせずに治療を考えていくことになりました。
治療としては、
- 涙の量を抑える目薬
- 生理食塩水とコットンで涙を拭き取る(酸化防止)
- 鼻涙管を広げるマッサージ
この3つで治療していくことになりました。
1日2〜3回ずつ仕事前、仕事後、寝る前などにケアしていく感じです。
これが結構大変…
2〜3週間ケアした結果
病院で教えてもらったケアを続けた結果、涙焼けはこんな感じになりました。
写真が少し見づらくて、毛の裏側に涙焼けが残っていますが、鼻にかかる涙焼けは少し減ったのがわかります。
目の下のところは中々落ちず、涙の量はそこまで変わりませんでした。
目薬だけの日、マッサージだけの日、生理食塩水で拭き取る日を分けてみた時は、生理食塩水が一番涙焼けの赤茶色が改善しました。
目薬をすると涙の量が少し減った感じがして、マッサージだけでも効果が少しありました。
結果、当たり前かもしれませんが3つを行った日が一番涙焼けが改善していたので、どのケアもかなり重要なことがわかります。

ケアを続けましたがこれ以上の改善は望めず、ケアをやり損ねるとすぐにまた悪化する状態でした。
なので、獣医師さんと相談しながらフードを見直してみました。
フードが涙焼けの原因になる理由
ドッグフードが涙焼けの原因になる理由として、先生からは下記のことが考えられるとの話でした。
- 油分が多い(脂肪)
- 消化しづらい食べ物を含む
- アレルゲンが入っている
- 添加物が多い
なぜこれらが涙焼けの原因になるのかを簡単にまとめておきますね。
①油分(脂肪)が多い
多くのドッグフードには食いつきをよくするために脂肪や香料、添加物が含まれており、この脂肪が多いと余分な脂肪が外へ排泄されます。
また、脂肪が老廃物となり、鼻涙管閉塞の原因にもなるとのことでした。
これらが涙焼けの原因となるようです。
脂肪はなるべく避ける必要があります。
②消化しづらい食べ物を含む
消化しづらい食べ物は、腸など体内に老廃物として残ってしまい、脂肪と同様に涙焼けの原因になりやすいです。
人間も同じで、腸内環境が悪いと消化吸収ができず、太ったり便秘やニキビが出てくるイメージとのことでした。
③アレルゲンが入っている
花粉やホコリのアレルギーがあっても、涙が多く出る原因になるとのことです。
フードも体に合わない食べ物を含むと、アレルギーを起こしてしまうようで、これも人間と同じですね。
ワンちゃんは穀物や小麦などを大量に摂りすぎるとアレルギーを起こしやすいとのこと。
④添加物が多い
添加物はフードの品質維持のために含まれているものが多いです。
しかし、添加物を大量に摂ってしまうと体に蓄積して鼻涙管の閉塞や消化不良の原因になるようです。
ドッグフードの見直し
これらは、ドッグフードの相性や成分次第ではかなり効果が見込めるとのことでした。
この中のどれが原因かは定かでないため、ひとまず色々と試してみるといいとのことでした。

ロイヤルカナンは、フードの食いつきを良くするために脂肪を振りかけているようで、美味しい分、添加物や脂肪が多いのが特徴でした。
愛犬はたまに嘔吐したりと脂肪の過剰による消化不良も考えられるとのことで、まずは脂肪が少ないフードを試してみました。
最初に試してみたのは「Nutro」です。
結果から言うと、ロイヤルカナンよりは涙焼けが減りました。
フードだけでもこんなに変わるんだとびっくり、ケアをする回数が少し減らせました。
しかし、涙焼けが少し減っても涙の量など完全には治らなかったため、先生に相談して他のフードも試してみることに。

手作り食の美味しさ×ドライフードの栄養バランス
プレミアムドッグフード『モグワン』
結果から言うと、5種類ほど試してみましたが愛犬にはこれが一番涙焼けに効果がありました。
実際の変化をまとめていきます。
実際に食べ始めた結果
実際にモグワンを食べ始めて2〜3週経過したときの写真です。
最初と比べると、鼻の周りまでだいぶ改善しているのがわかります。
ニュートロの時より涙が減りました。
涙の量がかなり減ったので、この時期はあまりケアをしなくても、涙焼けが少しになったので本当にびっくりで嬉しかったです。
モグワンの特徴
- グレインフリー(穀物不使用)
- 高タンパク質(50%以上)
- 着色料や香料不使用
- 栄養豊富で消化がしやすい
特徴はこれらがあげられ、テレビの紹介や口コミも多く、かなり厳しい審査を経て作られているとのことで安心しました。
先生に結果を報告すると、効果が出たのはこれらの特徴が、愛犬の体質に合っていたからだろうとのことです。
口コミでは、「食いつきが悪い」と見かけましたが、少しずつ今のフードと混ぜていくと1週間ほどで慣れてくれました。


食いつきを良くするフードは添加物だらけで、老廃物が溜まって涙がかなり多いです。
少しでも添加物やグレイン(穀物)を減らして、消化を良くすることが重要なんだと感じます。
他に試したフード
他にも4種類ほど試してみました。
- カナガンデンタル
- このこのごはん
- Supremo(ニュートロ)
- シーザー
「カナガンデンタル、このこのご飯」は、モグワンほとまでではないですが、同様に涙焼けが減ったような感じがしました。

なので、「これが一番良い」と一概には言えませんが、我が家の愛犬は効果が高いモグワンを気に入って今も食べてくれています。
今後また飽きてきた感じなどがあれば他のものも試したり、体質に合っている3つをループしようと考えています。
次回はブッチを考えています。
迷っている方は、この3つを試してみてワンちゃんに合うフードを探してみるのが一番いいかもしれません。
カナガンデンタルとこのこのご飯では、カナガンデンタルの方がコスパが良いです。
まとめ
最後に、ロイヤルカナンからニュートロ、その後モグワンを試した後の変化まとめます。
かなり治っていますね。
もちろん一緒にケアをすることも重要ですが、それではイタチごっこなので、根本的なところを治すにはフードが一番重要です。
フード選びで重要視したこと
- 添加物が含まれない
- グレインフリー
- 消化が良く栄養豊富
- 高タンパク質
色々試して失敗や成功を体験して、今ではこれらに気をつけて選ぶようにしています。
常にケアをやり続けるのは、飼い主もワンちゃんも大変です。

互いにストレスと少なくして、ワンちゃんが長く楽しく生きてくれるためにもフードは気をつけたいですね。